恒例のWiMAXルーター購入レビュー。実はWX03も買っていました。笑
一度借りて使ったことがあったのですが独自クレードルが気になり自腹で購入!毎回新端末を購入して使い比べているからこそ分かる、オススメ、ガッカリな部分をまとめています。クレードルも購入して電波強度を比較してみました!
WiMAX 2+製品で初の下り最大440Mbpsに対応したSpeed Wi-Fi NEXT WX03。
Speed Wi-Fi NEXT WX02の後継機種としてNECプラットフォームズより2016年12月2日に販売開始。ホワイトゴールドとディープブルーの2色展開です。
【10/23追記】
WX03の後継機種にあたるSpeed Wi-Fi NEXT WX04が発表されました!
WXシリーズ初の4G LTE通信対応や、ビームフォーミング機能など使い勝手が大幅に向上。
11月1日発売予定で一部プロバイダでは事前予約も始まっています。WX04の詳細は下記にて。
WX03を本体無料&キャッシュバックでおトクに手に入れる
先にお伝えしておくと、GMO WiMAXでは28,900円の高額キャッシュバックを実施中(※2017年11月)
クレードル付の場合、代金無料の代わりにキャッシュバック額は26,000円へ減額されます。ただ、WX03に限ってはクレードルと一緒に使った方が屋内での電波のつかみが良いです。本体ではなくクレードルの魅力についても下記でまとめています。
家電量販店など実店舗で契約すれば当日手に入りますが、キャッシュバックなどのキャンペーンの還元を考えたらネットでの申し込みの方が良いです。
24時間好きなときに自宅で申し込みが完結する(=わざわざ店舗に行く必要がない)だけでなく、キャンペーン次第では2年間トータルで2〜3万円近くの差になります!
WX03の外観デザインや操作感
念願のタッチパネル&カラーディスプレイに!
また、これまでの丸みのある形というよりは少し角ばった形になっています。
WX02からの大きな変更といったらディスプレイ。
WX03では、2.4インチ液晶でのタッチパネルでより使いやすくなりました。NEC製造の旧機種であるWX02やWX01では小さい画面でボタンをポチポチ押して〜と操作感はお世辞にも良いとは思えなかったので嬉しいポイント!
一点残念だったのが、本体のロック解除がスマホのようなスワイプではなく1秒以上長押しという方法であること。未だに解除しようとスワイプしてしまいます…笑
WX02 約W110×H66×D9.3mm / 約95g
W04 約H130×W53×D14.2mm / 約140g
…が、量ってみたところ約110g。何度繰り返しても120gを超えませんでした。仕様より少し軽い!
バッテリーの取り外しに対応し電池パックも別途購入することができます。
個人的にはバッテリー交換するほどへたってきたら、それなりに長期間利用していることがほとんどなので、そのタイミングでいっそ本体機種変や契約更新にしてそのときの最新機種にした方が良いかなと。その頃には更に高速通信になっているでしょうし…
電波インジケータ機能で安定した場所を探せる!
WX03の独自機能として電波インジケータが搭載!
電波レベルの強さが棒グラフで表示されるようになりました。自宅など室内ではこれをもとに設置場所を決めることで安定した通信ができます。
Wウイングアンテナ(電波拡張)のクレードルは買い!
WX03の注目ポイントの一つが、まさかの本体ではなく別売クレードル!
これまでのクレードルといえば充電台としての役割や有線LANを無線LAN化するといった使い方くらいでしたが、今回のWX03用クレードル(NAD33PUU)は一味違います。
クレードルの左右に拡張アンテナが付いており、これに装着することで電波のつながりやすさがアップ!自宅など室内での利用も多いという方に嬉しい機能です。
UQコミュニケーションズによると本体のみを机に平らに置いた場合に比べて通信エリアを最大40%アップさせることに成功したとのこと…!
同じ場所でもクレードルの有無だけで電波受信強度が違っているのがわかります。
クレードルは単体購入すると3,850円(税込)のため、初めから同時申し込みにした方が数百円安くなります。
現在、UQアクセサリーショップではWX03クレードルは在庫切れ。。
ヨドバシ.comに在庫がありました!私も実際に後からヨドバシで購入したのですが、ポイントも貯まるのでUQショップより良いかもしれません。
Amazonにもありますが品薄をいいことに販売業者が定価よりも高く販売しているので注意。
WX03の持ち歩きケースは4インチ対応のものがぴったり
WX03を持ち歩く際にケースに入れたいというのであればこちらがサイズがぴったりでした!カラバリも多いのでお好みのものがあれば…
対応ネットワークはWiMAX 2+通信のみ
WX02までは現行のWiMAX 2+通信とWiMAX通信の二種類に対応していましたがが、WX03ではWiMAX通信が非対応、WiMAX 2+通信のみの対応になっています。
ただ、今後WiMAX通信はWiMAX 2+通信に切り替えられていき通信速度が最大でも13.3Mbpsまで低速化されるというアナウンスがされているので、WiMAX 2+のみでも不便ではないかなと思います。WiMAX 2+エリアも広がってきていますし!
また、WX03ではau 4G LTE通信(LTEオプション)には対応していません。
下り最大440Mbps、実際の速度
私が利用している都内エリアでは平均で受信速度は30〜40Mbpsは出ています。
場所によっては80Mbpsを超える数値も出ており実用面では十分。
440Mbpsのエリアは順次拡大されていくとのことなので今後に期待です。
また、下り最大440Mbpsになるのはハイパフォーマンスモードのときのみです。
バッテリーの持ちや省電力モードについて
初期値ではノーマルモードとなっており連続通信約10時間と十分過ぎるバッテリー性能。他にもハイパフォーマンスモードやエコモードへの切り替えが可能です。
この省電力モードによって本体性能が切り替えられ通信速度も変化します。
- ハイパフォーマンスモード
本領発揮モード、下り最大440Mbps(4×4 MIMO+CA)通信。
その代わり連続通信時間は短くなり約7時間20分(短くてもこれだけ通信できれば充分! - ノーマルモード(初期値)
電池残量が十分にある状態は下り最大220Mbps(2x2MIMO+CA)、
一定間、無通信時間になると110Mbps(2×2 MIMO)に制限し連続動作時間を延長。
通信をうまく切り替えることで約10時間の連続通信が可能に。 - エコモード
通信速度を下り最大110Mbp(2×2 MIMO)まで制限することで連続通信時間が約12時間20分まで延長。
いつもより速度が落ちたかも?と感じたら、速度制限確認だけでなくこちらの設定状況のご確認を。
5GHz(屋内/W52)利用時の切り替えが早い!
街中でパソコンでWi-Fiをオンにすると自分の接続ポイント(SSID)以外にも大量に接続先が出てきますよね…それ、速度低下の原因にもなっているのです。
街中だと2.4Ghz帯を利用するWi-Fiスポットやスマホが多いため、接続が混雑しがちです。
そんなときの対策としてぜひ確認していただきたいのが5GHz/2.4GHzの切り替え!使用するルーターの周波数帯を2.4GHzから5GHzにすると、繋がりやすく通信が安定するようになります。
この切替がWX03ではとても早いです。W04ではこの切り替えに60秒ほどかかるのですが、WX03では即切り替えされます!(5GHz 屋内/W52使用時)
すぐにネットにつなぎたいときはこの1分弱の差も結構大きいです。
W03の最大370Mbpsとは通信方式が違う
少し前に出たSpeed Wi-Fi NEXT W03はau 4G LTE通信とのCAで下り最大370Mbpsという当時最速のスペックを誇っていました。ただ、au 4G LTE通信利用には別途1,005円かかるという注意点が…
WX03ではau 4G LTE通信を利用せず(むしろ非対応)、WiMAX 2+通信だけで下り最大440Mbpsの速度に対応しています。月額料金は据え置きで下り最大440Mbpsになる通信速度がアップ!
au 4G LTE通信には対応している最近のモバイルルーターはSpeed Wi-Fi NEXT W04です。
最大通信速度が上がったゆえの注意事項
これはWX03に限ったことではありませんが、通信速度が速くなったということはそれだけこれまでより短期間で大量のデータ通信ができるようになったということです。
WiMAXでは直近3日間で10GB以上の通信があった場合、一時的な速度制限が設けられています。スピードサクサク〜と使い過ぎて制限がかかることのないよう。。
ただギガ放題での契約であれば、1ヶ月毎の通信量上限はないので解除されたらまた高速通信を満喫できます。
Speed Wi-Fi NEXT WX03は、電波拡張ができるクレードルもあるので自宅でも外でもWiMAX一本で過ごしたいという方にオススメの機種です。